【HISモバイル新プラン】30GB月額1,999円は楽天モバイルより得?「37GBの分岐点」とMNO・MVNOの違いをデバッグ

こんにちは!楽天モバイルの中間管理職です。

8月最後の日曜日。9月からスマホ代を見直したい方にとって、かなり気になる料金プランが発表されました。

HISモバイルは2026年8月28日、新料金「自由自在3.0プラン」を発表しました。提供開始は9月17日10時の予定で、30GBが月額1,999円(税込)、しかも1回6分以内の国内通話かけ放題付きです。※1

先に結論をお伝えすると、毎月の利用量が30GB前後で安定している方は、HISモバイルの料金優位性が明確です。一方、30GBを超えて追加データを毎月購入する場合、計算上は37GBが楽天モバイルとの料金逆転ラインになります。

ただし、スマホ回線は「ギガ単価」だけで決めると失敗します。MNOとMVNOのネットワーク構造、通話アプリ、海外利用、初期費用、データ量の変動まで含めたTCO(Total Cost of Ownership=保有・利用にかかる総コスト)で比較しましょう。

目次

HISモバイル「自由自在3.0プラン」の正式情報

自由自在3.0プランは、100MBから30GBまでを2,000円未満に収めた音声通話付きプランです。8月30日時点の公式料金は次のとおりです。※1

データ容量月額料金(税込)通話
100MB~1GB280円~550円30秒9円
3GB770円30秒9円
7GB990円30秒9円
10GB1,299円30秒9円
20GB1,699円1回6分以内かけ放題込み
30GB1,999円1回6分以内かけ放題込み

追加データは1GBあたり200円で、完全かけ放題は月額1,480円。最低利用期間と解約金はないと案内されています。※2

さらに2026年10月1日から、海外130以上の国・地域で4GBを15日間使える「HIS Travel eSIM」を、1電話番号につき年1回利用できる予定です。eSIM対応端末などの条件があり、対象国や詳細条件は公開情報の更新確認が必要です。※1

先行販売は「月額料金の割引」ではない

現在販売されているのは、契約事務手数料3,300円に充当するエントリーパッケージです。先着500名の199円枠は終了しており、追加枠として8月31日10時まで999円で販売すると案内されています。終了後は1,999円へ移行する予定です。※2

これは30GBプランの月額料金ではありません。コードの有効期限は9月30日で、購入後の返品・返金・キャンセルは不可。エントリーパッケージを買っても回線契約の審査通過が保証されるわけではない点に注意してください。

楽天モバイルとの料金比較

Rakuten最強プランの通常料金は、3GBまで1,078円、3GB超から20GBまで2,178円、20GBを超えるとデータ無制限で3,278円です。最強家族割を適用できる場合は各段階から110円引きになります。※3

割引を適用しない通常料金で比較します。

月間利用量HISモバイル楽天モバイル月額差
3GB770円1,078円HISが308円安い
10GB1,299円2,178円HISが879円安い
20GB1,699円2,178円HISが479円安い
30GB1,999円3,278円HISが1,279円安い
36GB3,199円※3,278円HISが79円安い
37GB3,399円※3,278円楽天が121円安い

※HISモバイルの30GB料金に、1GBあたり200円の追加データを毎月購入した場合の単純計算です。

計算式は非常にシンプルです。

HISモバイル:1,999円+追加データ200円×超過GB数

30GBに6GBを追加した36GBでは3,199円。7GB追加した37GBでは3,399円となり、楽天モバイルの3,278円を上回ります。

したがってKPI(判断基準)を月額料金だけに置くなら、30GB前後までならHISモバイル、37GB以上を継続して使うなら楽天モバイルが合理的です。ただし、データ使用量が毎月変わる人は平均値ではなく、過去3~6カ月の最大値も確認してください。

「ドコモ回線」と「楽天自社回線」は同じ土俵ではない

HISモバイルは、ドコモ回線を利用するMVNO(仮想移動体通信事業者)です。楽天モバイルは、自社で基地局・周波数・コアネットワークを運用するMNOです。

HISモバイルの利用エリアはドコモ回線に基づきますが、エリアが同じことと、通信速度が常に同じことは別問題です。

スマホから基地局までの無線区間だけでなく、MVNOとMNOを接続するPOI(相互接続点)の帯域もボトルネックになり得ます。IIJの技術解説でも、基地局の混雑に加えてPOIの混雑がMVNOの速度変動要因になると説明されています。※4

一方、楽天モバイルも、場所・建物・端末・時間帯によって電波状況や速度が変わります。混雑時などに公平なサービス提供のため速度制御を行う場合があることも公式に明記されています。※3

つまり「MVNOだから必ず遅い」「MNOだから必ず速い」という断定はできません。昼休み、通勤時間、勤務先、自宅など、自分が実際に使う時間と場所で評価するのが正解です。公開された実測データがない段階で、自由自在3.0プランの具体的な速度を予測することも避けるべきです。

通話・海外利用・初期費用も比較する

通話

HISモバイルの20GB・30GBは、標準電話アプリで1回6分以内の国内通話が料金に含まれます。短い電話を何度もする方には分かりやすい設計です。

楽天モバイルは、Rakuten Linkを使った国内通話が無料です。ただし0570など一部対象外番号があり、Rakuten Linkを使わず標準電話アプリから発信すると30秒22円です。※5

「標準電話アプリで短時間通話」ならHIS、「通話時間が長く、Rakuten Linkを使い分けられる」なら楽天という違いがあります。

海外利用

HIS Travel eSIMは、年1回・4GB・15日間という旅行単位の設計です。楽天モバイルの海外ローミングは、対応する国・地域で毎月2GBまでプラン料金のみで利用でき、2GB超過後は最大128kbps、追加は1GBあたり500円です。※6

年1回の旅行で4GBをまとめて使いたい方と、出張などで複数月に渡航する方では、向く仕組みが異なります。

初期費用

HISモバイルの通常の契約事務手数料は3,300円で、現在はエントリーパッケージの割引があります。楽天モバイルは累計4回線目まで契約事務手数料0円。累計5回線目以降は1回線につき3,850円です。※7

月額差だけでなく、利用予定期間を含めたTCOで計算してください。

具体例1:毎月18GB、電話は5分以内が中心

通勤中に動画やSNSを利用し、月間データ量は15~18GB。仕事や家族への電話は1回5分程度という人を想定します。

HISモバイルなら20GB・1,699円で6分かけ放題込み。楽天モバイルは20GBまで2,178円なので、月479円、年間では5,748円の差になります。データ量が20GBを超えず、実際の利用場所で通信に問題がなければ、HISモバイルの費用対効果が高いケースです。

具体例2:テザリング込みで月45GB

外出先でPCをテザリングし、動画視聴も多く、月45GB使う人を想定します。

HISモバイルで45GB分を高速通信するため、30GBに15GBを追加購入すると月4,999円の単純計算です。楽天モバイルは20GB超で3,278円なので、月1,721円低くなります。

さらに月によって25GB、45GB、80GBと変動する場合、楽天モバイルは自動で料金段階が決まり、追加データを都度プロビジョニング(購入・付与)する運用が不要です。大容量ユーザーほど、料金だけでなく管理負荷の差も大きくなります。

向いている人・向かない人

HISモバイルが向いている人

  • 毎月の利用量が10~30GBに収まりやすい
  • 1回6分以内の標準通話が多い
  • 月額料金を最優先したい
  • 年1回程度の海外旅行で4GBを使いたい
  • MVNOの設定や速度特性を理解して選べる

楽天モバイルが向いている人

  • 37GB以上使う月が多い
  • テザリングや動画でデータ量が大きく変動する
  • Rakuten Linkを使って国内通話料を抑えたい
  • 海外ローミングを複数の月に利用する
  • 追加データ購入の手間をなくしたい

注意点

HISモバイルの新プランは9月17日提供開始予定であり、8月30日時点では実利用前です。キャンペーン、海外eSIMの対象国、対応端末、通信条件は公開前後に更新される可能性があります。

楽天モバイルも、生活圏によって電波状況が異なります。料金が無制限だからという理由だけで乗り換えず、自宅・勤務先・通勤経路のエリアを確認してください。

中間管理職としての結論:30GB・1,999円は強い。しかし全員の正解ではない

HISモバイルの30GB・1,999円は、2026年秋の料金競争を動かすインパクトのある設定です。20GB・30GBに6分かけ放題を含めた点も、単純なギガ単価以上の価値があります。

それでも「楽天モバイルより全面的に得」とは言えません。37GB以上の利用、毎月のデータ変動、長時間通話、海外利用、MNOとMVNOのネットワーク構造を含めると、楽天モバイルが合理的なユーザーも明確に存在します。

判断手順は次の3つです。

  1. 過去3~6カ月のデータ利用量を確認する
  2. 30GBを超えた月と最大利用量を確認する
  3. 通話・海外・初期費用・設定負荷を含めて比較する

このRCA(原因分析)を行えば、広告の「月額○円」だけに流されず、自分の使い方に合った回線を選べます。

楽天モバイルを選ぶ方へ

比較したうえで、データ無制限、Rakuten Link、段階制料金が自分に合うと判断した方は、楽天モバイルを検討してください。

従業員紹介リンク: https://r10.to/hPVykJ

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出典(すべて2026年8月30日参照)

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